角 圭司(すみ けいし)
1999年、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院入学。
翌年、特別進級により同音楽院修士課程に入学。
2002年リサイタルを行い修士課程演奏家ディプロマを取得し首席卒業。マヌエル・バルエコ、レイ・チェスター、尾尻雅弘、増田幸作の各氏に師事。
1991年全日本ギターコンクール独奏部門首席、1992年第4回国際ギターフェスティバル仙台コンクール独奏の部2位、1997年第15回スペイン音楽ギターコンクール優勝。
在米中、ニューヨーク、ワシントンDC、ボルチモア、シカゴ、マイアミ、デンバー、他全米でコンサート活動を行う。2001年9月に米国の同時多発テロ後、ワシントンDCの国務省にて演奏。
また、2002年1月ワシントンDCのケネディ・センターでミレニアム・コンサート、4月にはニューヨークにて世界貿易センタービルのためのチャリティーコンサートを行いTVニュース番組で全米に紹介された。
2002年、コスタリカ国際ギターフェスティバル、ワシントンDCで、アウローラ・ギターカルテットでアンダルシア協奏曲(ロドリーゴ)をオーケストラと協演。また日本各地にて演奏。さらに11月に行われたニューヨークのカーネギーホールで演奏し成功を収めた。
2003年、再びコスタリカ国際音楽祭に招待され、ラジオ、テレビに出演。またコスタリカ国立交響楽団と協演した。2005年、ワシントンDC在米日本大使館でリサイタルを開催。日本帰国後、2度の台湾ツアーで、台北と高雄で演奏。台南芸術大学(台南市)でマスタークラスも行う。
2008年NHK交響楽団団友オーケストラと共演。東京ギターカルテットとして2009年3月東京文化会館にてリサイタルを行った。5月には作曲家・佐藤弘和の作品展でカザルスホールでも演奏。
2010年、スペインツアーで7都市で演奏。翌2011年には再びスペインに招かれリサイタルと国際ギターコンクールの審査員を務めた。ギタリスト作曲家レイ・ゲーラとも親交があり、ギター2重奏曲、組曲「道」を捧げられる。組曲「道」の世界初演は、2007年5月に東京、茨城で行われた。
そのほかに、2010年、NHK連続テレビ小説「てっぱん」で音楽を担当したバンドネオン奏者・作曲家の啼鵬氏、山下亮江氏とタンゴトリオ“A.R.C.”を結成し演奏活動を行っている。
録音も多数発表しており、妹・昌子とのギターデュオで「ファースト・インプレッション」「アラウンド・ザ・コーナー」(現代ギター社)。ギターソロでは「ミ・コラソン」「グラシア」(レコード芸術準特選盤)、マエストーソ(レコード芸術特選盤2015年8月号)、南十字星の雫(レコード芸術特選盤2018年6月号)、「そよ風の中、自転車に乗って」(レコード芸術準特選盤2019年4月号)を受賞。日本スペインギター協会理事、日本ジュニアギター協会会員。